2023-09-02 10:09:29
★スキー・スノーボードで現世と常世をまたぐ恋愛ファンタジー★
ゲレンデで出会った彼女は雪女?
第20話 僕が見た砂漠のユキ ダイジェスト
アイヴァーンは現世に厄災を与えようと試みたが、女王によって阻止される。砂漠の塔の核も、雪姫によって凍結されていた。彼は、温暖化の原因である現世の人間と雪の国が協力して、現世を裁くという自身の試みを阻止されたことを、皮肉なものだと呟き、自身の敗北を認める。
怪我を負ったアイヴァーンのもとに、妹のアイナが近づいた。アイナは、怪我の治療を拒むアイヴァーンに、自分が内通して雪姫たちを呼び寄せたと告白する。アイヴァーンは妹の行動を許し、雪の国の女王にアイナの処遇と草原の民への配慮を託す。そして彼は自ら命を絶ち、東の大国への従属を破棄する。
彼の配下は雪の国の女王に従い、塔の管理権が書き換えられた。結界も再構築され、かつての草原の国は雪の国と名実ともに結びついた。砂漠の塔と雪の国との転移のパスが確立し、アキラたちは雪の国に移動する。
アキラと同盟国の王女たちは、雪の国の女王から感謝される。そして女王は、アキラに常世に留まることを提案する。アキラは、アイヴァーンとの約束があると言って、現世に戻ると答えた。アキラはシャドラ王女にも説得されるが、彼が現世に戻る考えは変わらなかった。女王は現世と常世の関係をアキラに話し、改めて感謝の気持ちを伝える。雪姫は涙を流しながら近づき、アキラと抱き合った。
一人で現世に帰ったアキラは、旅館の若女将に、朝になるまでに雪姫が自宅に帰ったことを伝える。彼は、雪姫との思い出を確かめるようにスキー場を滑り、自宅へと帰った。
その年の夏、アキラはスキーとスノーボードの両刀使いを目指し、スノーボードサークルの正式なメンバーになっていた。そして、そのサークルのオフシーズンの活動として、スキー場の清掃ボランティアに参加する提案をした。
スキー場の清掃作業を終えた夜、アキラはサークルの仲間たちと夕食を楽しんでいた。そのテーブルに、飲み物の注文を取りにきたのが雪姫だった。彼女はアキラに目で合図を送り、食堂の奥で、現世に東の大国のミルとミラが現れたことを話す。
翌日の清掃作業には雪姫も参加していた。その清掃活動の最中、アキラと雪姫は子熊と子狐と遭遇する。アキラは、その二匹の前世の姿を思い起こし、アイヴァーンとの約束を果たす意志を強くする。
アキラと雪姫がスキー場を見渡すと、どこからか涼しい風が吹いてきた。その風は、雪の国で感じた、とても良い匂いを運んでくれた。
了
おかげさまで最終話まで公開できました。ありがとうございました!
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【BGM付き動画】
前編
https://twitter.com/tuyo64/status/1697639568642802005
後編
https://twitter.com/tuyo64/status/1697770192661782811
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【ゲレンデで出会った彼女は雪女?】最終話まで公開済み
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第4章 僕が恋した風切る彼女
第20話 僕が見た砂漠のユキ